So-net無料ブログ作成
検索選択

歴史総合? [700文字のエッセイ]

歴史総合が新設される。現在、世界史が必修で日本史は選択、日本史が選択なのはおかしいという意見があり、歴史総合で教えてから、日本史・世界史・地理を選択させるらしい。
 
「またか」とうんざりする光景である。1960年代、3科目はすべて必修であった。1970年代、現代社会を新設して、日本史・世界史・地理を選択にした。すると、世界史選択者が減ってしまい「国際化時代を迎えて世界史を学ばないのはおかしい」と世界史を必修にした。今度は日本史を必修にしたいが、両方を必修にすると時間が足らないので歴史総合を新設しようというのだろう。
 
3科目とも必修に戻せば良さそうなものだが、それはできない。根本的な原因は授業時間数の減少。週5日制で週に4コマ、3年間で12コマ減り、さらに、情報で2コマ、総合学習で3コマ消費する。総コマ数が減っているのだから、社会科のコマ数も減る。減ったコマから現代社会に2コマを割く。だから、50年前には実現できていた日本史・世界史・地理の必修が不可能になった。
 
こうした根本原因から目をそむけて、社会科のなかをいじりまわす。愚かなことである。その理由は大学の先生たちにある。日本史業界・世界史業界・地理業界の先生たちの勢力争い。大学の先生は歴史の一分野を深く研究されているが、社会科の専門家ではない。専門家でない人たちがいじくりまわすので、いじればいじるほど状況は悪くなる。
 
解決案は、日本史・世界史・地理すべて必修。教師の定数を2割増やして土曜も6時間授業。高校の校舎をエアコン完備にして夏休みを短縮。現代社会は廃止、歴史総合は作らない。日本史・世界史・地理・倫社・政経の必修というシンプルなスタイルに戻して安定させる。そのうえで、高校と大学の先生が協働して科目の内容を熟成する。どの科目を必修にするのか?という迷いから覚めなければならない。

nice!(0) 
共通テーマ:学校

nice! 0