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学生さんとフィールドワーク [浅野陣屋2016]

8月1日と2日は、甲南大学文学部の学生さんのフィールドワークを案内して相生市内を回りました。

1日朝は矢野荘の中心部、下土井城や大避神社を見学、神功皇后や楠木正成の絵馬を見る。続いて浅野陣屋へ。「これ、保存しないのですか?」という当然の質問が。

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午後は得乗寺のシダレ栗を見学、住職さんの案内に先生も耳を傾けます。

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それから、造船所を遠望して、最終日の鈴木商店相生進出百周年特別展へ。

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あちこち回って疲れていたのですが、クーラーのきいたホールで話しているうち、鈴木商店の社宅を見学に行こうということになり、旭の社宅街へ。社宅では、今も水まきなどに井戸が使われていて、「井戸初めて見た」とか「水が湧いてる」など、都会のいまどきの学生は何に感動するやら・・・・

夜は、旧才元小学校あとにある市立交流センターで学習会。宿泊費・食費が格段に割安なので、学生さんのフィールドワークの宿舎としてぴったり。

二日目は、旧才元小学校の校区を見学。鹿柵を開けて山に少し入ってみました。鹿柵を開けるなんて、学生さんは初めてらしい。(私も、10年ほど前、山歩きを始めた頃は、鹿柵を開けてよいものか、おっかなびっくりだったものです)

三昧を知らないというので、六地蔵と棺台の残る墓地を見学に行く。「どこで火葬にしたのですか?」という質問に、一瞬返答につまる私、お墓の掃除に来られていたご婦人がいたので尋ねると、「ここは土葬だったので」・・・そういえば、相生市史でそういう記述を読んだような記憶が。書物で読むのと、そこに住んでおられる人に直接聞くのとではインパクトが違う、、、

フィールドワークの基本「歩いて歩いて、尋ねて尋ねる」を思い出しました。 いろいろ教えていただき、学生さんのガイドをするはずが、私の勉強になったという有意義な時間でした。

それから、磐座神社で力石に挑戦、羅漢の里で昼食をとり、条里制を歩き、歴史民俗資料館で学芸員に質問。

歴史文化を学んでいる学生でも、一泊二日のフィールドワークが可能なコースを組むことができることがわかり、私たち浅野陣屋保存ネットワークにも得るものが多い二日間になりました。 


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倒壊した神護寺 [浅野陣屋2016]

赤穂市周世の神護寺本堂が、昨年9月に崩れ落ちた。子どもの頃、夏休みを周世で過ごした私としては複雑な思いである。先日、思い立って、神護寺へ行った。

この日は、3時頃からどしゃ降りで、大雨警報のなか周世坂を登る。小雨になるのを待って神護寺へ。 母方の祖父が保存に尽力したという神護寺が哀れな姿に。「郷土の文化遺産を未来へと」という表示が悲しい。

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戦前は高雄村という村名の由来にもなったであろう古刹なのに。 浅野陣屋のある若狭野から周世坂を越え神護寺の近くを通って赤穂城に向かう道は、浅野赤穂藩の主要道の一つであった。 これから、こういう姿になってしまう神社・仏閣が増えていくのではなかろうか。

国立競技場の建て替えに使う何千億かを、各自治体に文化財修復資金としてばらまけば、相生市・赤穂市クラスで1億円、一つの町で文化財が一つ助かる。全国では何千という文化財が助かるのに。 


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鈴木商店進出百周年特別展と記念講演 [浅野陣屋2016]

7月31日は鈴木薄荷常務、高畑新一さんの講演会。テーブル席を100近く用意していると、館長がテーブル席の後ろに椅子を何十脚が並べるよう指示、テーブル席だけでなく椅子席もほぼ満席という大盛況でした。ここ数年、私が関わった相生市内での歴史系講演会で100人を大幅に超えたのは初めてです。

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高畑さんの熱演1時間のあと、30分のフリートークも会場から質問が続いて時間を少し延長、とっても良い講演会でした。詳細は、鈴木商店記念館に掲載されています

この機会に、一次資料の発掘をしておこうと思い、北村徳太郎が書いた『播磨造船所一班』の一部を活字化しました。 資料としては原文のままがよいのですが、一般の人には読みにくいので、解説と写真を交えて読みやすくし「北村徳太郎と相生」という冊子にして来場者にお配りしました。

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